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高鉄が減便・減給実施、不景気で利用客減【表】


ニュース 運輸 作成日:2009年3月2日_記事番号:T00013711

高鉄が減便・減給実施、不景気で利用客減【表】

 
 台湾高速鉄路(高鉄)は27日、同社初の大規模な減便・減給計画を発表した。不景気による利用客減少を受けて運営コストを低減するためで、3月16日から1週間当たりの運行便数を942便から816便に約13%削減する。さらに、2月から給与を既にストップしている殷琪董事長に加え、3月からは執行長(CEO)および執行副総で20%、副総経理および協理で15%、経理クラスで10%の減給を実施する。高鉄では今後もさらなる人件費の削減策を打ち出す考えだ。28日付経済日報が報じた。
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 高鉄の減便は、月~木曜は19%、金~日曜は6%の規模で行う。減給は合計110人の幹部が対象で、4,000万~5,000万台湾元(約1億1,000万円~1億4,000万円)のコスト削減が見込まれている。

 また3月16日から、乗客の少ない時間帯を対象とするオフピーク割引、「双色優恵」の対象便をこれまでの全体の59%から84%まで拡大し、利用客の増加を狙う。さらにこれまで自由席は指定席の7%引きとなっていたが、これを月~木曜は15%引きに拡大する。

 高鉄の1日平均の乗車者数は、昨年10月の延べ9万2,000人から今年2月に延べ8万4,000人まで落ち込み、乗車率も45%から40%に低下した。売上高も2月は19億元を割り込んだ。