ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

聯聚建設、予約分譲物件で異例の払い戻し


ニュース 建設 作成日:2009年3月2日_記事番号:T00013714

聯聚建設、予約分譲物件で異例の払い戻し

 
 中部で高級住宅物件を手がける聯聚建設はこのほど、台中市の第7期再開発区域で予約分譲した「聯聚仁和大廈」(5月完成予定)について、購入者から解約申し出があれば、無条件で納付済みの代金を払い戻すことを決めた。業界で似たような動きが広がるか注目される。28日付工商時報が伝えた。

 同開発区では好景気時に物件の販売単価が従来の1坪20万台湾元から同60万元(約166万円)へと高騰した。聯聚仁和大廈も、昨年5月の発売時の分譲価格が同46万5,800~59万3,800元に設定された。しかし、金融危機発生に伴う不動産市況の冷え込みで相場が暴落し、同社が購入者の意向を調べたところ、解約を求める顧客が相次いだため、異例の全額払い戻し措置を決めた。払い戻し額は4億元に達するとみられる。

 不動産業界では、物件の建設を延期する動きも広がっており、順天建設は予約購入者の意向を受け、高級物件「順天天賦」(台中市中清路)の建設延期を決めた。