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作成日：2009年3月2日_記事番号：T00013716
建大工業、広州衆泰汽車からＯＥＭ受注
タイヤ大手の建大工業が広州衆泰汽車からＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）受注を獲得した。今年半ばにも出荷を始める予定だ。同社は今回の受注を、中国の大手自動車メーカーのサプライチェーン参入に向けた突破口として期待を寄せている。２日付経済日報が報じた。
中国の自動車市場では今年、同国政府が農村部への自動車普及を目指し実施する「汽車下郷」プロジェクトにより、新車販売台数が100万台以上増加すると予想されている。世界の自動車市場低迷が続く中、同市場の自動車販売台数は今年1,000万台を超えて米国を抜き、世界最大の市場となる可能性も指摘されている。
建大はＯＥＭ受注の拡大に積極的で、このほどイラン最大自動車メーカーからも受注を獲得しており、年間20万本、300万ユーロ（約３億7,000万円）分のタイヤを供給する予定だ。今年第１四半期はタイヤ価格も高めで安定しており、粗利益率の成長が見込まれる。
