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屏東農業生技園区、バイオ3分野を基幹産業に


ニュース その他製造 作成日:2009年3月2日_記事番号:T00013717

屏東農業生技園区、バイオ3分野を基幹産業に

 
 農業科学技術の産業集積地として整備が進められている屏東農業生物科技園区(台湾グリーンバイオパーク、PABP)は、バイオテクノロジー関連の▽漢方薬▽観賞魚▽動物用ワクチン──を基幹産業に位置付ける方針だ。関連企業の誘致に力を入れ、昨年6億台湾元(約16億7,000万円)規模だった同園区の進出企業の生産額を、2014年までに180億元(約500億円)まで拡大する計画だ。2日付経済日報が報じた。
 
 陳建斌・屏東農業生技園区主任によると、漢方薬を利用した健康食品、化粧品、飼料添加物メーカーなどの進出企業および進出認可取得企業は、現時点で18社だ。10年末までに30社まで増やし、産業クラスターを形成したい考えだ。同分野の市場規模は世界全体で年間600億米ドルに上る。
 
 輸出の主力産業と位置付ける観賞魚および水産動植物の種苗分野では、研究開発(R&D)、生産販売、物流センター建設を10年に着工する計画だ。
 
 動物用ワクチンも輸出を中心とし、アジア市場の開拓で輸出額を年間20億元拡大できると予測している。
 
 同園区全体の進出企業は現在20社で、進出認可取得企業を含めると59社だ。建設中の第2期、第3期拡張工事を、予定を前倒しして年内に完成させ、受け入れ可能な企業の数を33社まで拡大する計画だ。14年には進出企業を120社まで増やすことを目標としている。