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架空領収書382億元相当を発行、国税局が摘発


ニュース 社会 作成日:2009年3月3日_記事番号:T00013731

架空領収書382億元相当を発行、国税局が摘発

 
 台湾省中区国税局は2日までに、過去3年間で架空領収書382億台湾元(約1,058億円)相当を販売し、企業の会計粉飾や脱税行為を助けていた犯行グループを摘発した。主犯格の男には懲役12年が求刑された。3日付工商時報が伝えた。

 国税当局は彰化地検、警察の当局を得て、容疑者らを摘発した。販売された架空領収書による営業税、営利事業所得税(法人税)の脱税額は100億元を超え、罰金を加算すると追徴額は229億元に達する見通しだ。架空領収書の摘発金額としては過去最多。

 調べによると、犯行グループは営業実態がないペーパー会社を216社設立し、架空領収書を3万6,235枚を発行し、4,259社に売り渡していた。

 主犯格の饒玉麟被告は以前は地下銀行を経営しており、国税当局の査察方法を熟知していたため、ペーパー会社の実態が発覚しないように巧妙な偽装工作を行っていた。