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AIG危機、友邦産険「業務を継続」


ニュース 金融 作成日:2009年3月3日_記事番号:T00013735

AIG危機、友邦産険「業務を継続」

 
 米保険大手AIGが、昨年第4四半期決算で617億米ドルの巨額損失を計上し、米財務省と連邦準備理事会(FRB)が300億米ドルの追加支援を決めた2日、AIG傘下の台湾子会社、友邦産物保険のルディ・スパーン(Rudi H. Spaan)董事長は2日、「AIGの売却リストに友邦産険は載っておらず、今後もグループの核心事業として台湾市場での経営を継続する」とコメントした。3日付工商時報が報じた。

 またスパーン董事長は、AIGの財務問題が友邦産険の財務および業務に影響を与えることはないと強調し、1月に満期を迎えた保険契約は既に90%の顧客が契約継続を決めていると話した。

 またその他台湾におけるAIG傘下企業は、既に友邦資融(AIGファイナンス)がフォードグループに、友邦証券(AIGウェルス・マネジメント・サービス)も海外企業への売却が決まったという観測が出ており、クレジットカード業の友邦国際信用卡もシティバンクが買収を検討しているとされる。一方、南山人寿保険は「株式の売却は49%以内にとどめ、AIGが今後も経営権を維持する」と話している。