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台湾元下落で自動車部品メーカー、Q1為替差益が5千万元も【図】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年3月3日_記事番号:T00013743

台湾元下落で自動車部品メーカー、Q1為替差益が5千万元も【図】

 
 台湾元の対米ドルレートが2日、22年ぶりの安値となる1米ドル=35.174台湾元まで下落したことを受け証券会社では、東陽事業集団(TYO)、帝宝工業(デポ・オートパーツ)、耿鼎企業(ゴードン・オート・ボディー・パーツ)、堤維西交通工業(TYCブラザーズ・インダストリアル)といった輸出型のアフターマーケット(AM)市場向け自動車部品メーカーに、第1四半期、1,500万~5,000万台湾元(約4,100万~1億3,700万円)の為替差益をもたらすとの見通しを示した。3日付工商時報が報じた。
 
T000137431

 
 証券会社によると、特に東陽集団では台湾元レートが1元下落するごとに4,000万~5,000万元の為替差益が発生するとしている。為替ヘッジによる収益縮小を考慮しても5,000万元の利益が出る見込みだ。

 またその他各社の第1四半期の営業外収益は、売上高の80~90%を輸出が占める台湾開億工業とTYCで2,000万~3,000万元、耿鼎や車王電子(モービルトロン)でも1,000万~2,000万元水準に上ると予測されている。