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台プラ4社、08年は8割減益【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年3月3日_記事番号:T00013744

台プラ4社、08年は8割減益【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の昨年純利益は、485億2,000万台湾元(約1,345億円)で、前年比マイナス78%(1,756億元減)と大幅に縮小した。1株当たり利益(EPS)も台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)が3.4元を維持したものの、南亜塑膠工業(南亜プラスチック)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の3社ともに一昨年の7元台後半~8元台から、昨年は1元台へと近年では最大の減少をみせた。3日付経済日報が伝えた。

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 昨年の業績悪化について同グループ幹部は、「最悪の時期は過ぎた」と表明している。今年第1四半期は、中国やインド市場の需要回復で、ポリエチレン価格が1トン当たり600米ドルから1,000米ドルに上昇し、域内オファー価格もポリエチレン、ポリプロプレンなどが相次いで反発しており、李志村・台塑董事長が石化景気の回復も近いとの見通しを示している。

 一方、証券会社は同グループも金融危機の影響は避けられないとみており、今年の利益は昨年よりは回復するが、グループ全体の利益は台湾の民間企業で最高を記録した2007年と比較して、2割程度の減少となると予測している。