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1月の不良債権比率、預貸金利差に接近


ニュース 金融 作成日:2009年3月4日_記事番号:T00013772

1月の不良債権比率、預貸金利差に接近

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)が3日発表した最新統計によると、1月末現在の銀行の不良債権残高は2,896億台湾元(約8,110億円)で、前月末から44億元増加した。不良債権比率(貸出残高に対する不良債権残高の割合)は前月比0.03ポイント上昇して1.57%となり、中央銀行の相次ぐ利下げで1.61%まで縮小した預貸金利差に接近し、銀行の利益を圧迫している。4日付蘋果日報が伝えた。

 第一金融控股幹部は、「今年に入ってから、不良債権は例年平均の60億元より4~5割多く、90億元に達している」と語った。市場関係者によると、政府が銀行に対し、企業への融資を促しているために、銀行側も不良債権の増加を黙認せざるを得ない状況だという。