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台勝科の受注大幅増、「家電下郷」効果が川上に波及


ニュース 電子 作成日:2009年3月4日_記事番号:T00013791

台勝科の受注大幅増、「家電下郷」効果が川上に波及

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下で半導体用シリコンウエハー域内最大手の台塑勝高科技(フォルモサ・サムコ・テクノロジー)は3日、「中国政府の『家電下郷』プロジェクトにより携帯電話やノートパソコンの需要が増え、中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)、台湾の台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)などファウンドリーから在庫補充のための発注が大幅に増えている」と話し、景気の谷底は過ぎたとの見方を示した。4日付経済日報が報じた。
 
 「家電下郷」による中国市場での需要の高まりを受けた半導体業界への緊急受注効果は、川上業者にまで波及しているようだ。
 
 台勝科幹部は「受注の増加に伴い、2月売上高は前月比で顕著な成長を見せることは確実で、受注見通しは4月までめどが立っている」と話した。さらに「現在当社の在庫周期は10日前後まで縮まっている」として「このままの受注量が続けば、近い将来供給不足に陥る」との見通しを示した。