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奇美電の1月世界シェア、初めてAUO超え3位に【表】


ニュース 電子 作成日:2009年3月5日_記事番号:T00013819

奇美電の1月世界シェア、初めてAUO超え3位に【表】

 
 市場調査会社、ディスプレイサーチの最新調査によると、1月の世界全体のパネル市場で奇美電子(CMO)のシェア(出荷枚数ベース)が前月比2.9ポイント上昇の14.2%となり、初めて友達光電(AUO)を抜いて3位に躍り出た。長年、サムスン電子、LGディスプレイ(LGD)、AUOに次ぐ4位が指定席だっただけに、同社も驚きを隠せないようだ。5日付工商時報が伝えた。
 
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 奇美電の1月の出荷枚数は、テレビやノートパソコン用では従来と同水準だが、液晶モニター用のシェアが前月の11.3%から18.6%に大きく上昇した。一方、AUOは同製品で16.5%から10.5%にシェアを落としており、これが奇美電に逆転を許す原因になったもようだ。AUOの全体シェアは15.8%から13.5%に後退し4位となった。

 この結果に奇美電は、「意外だが、これまでテレビ用が主力だった製品ラインナップで、液晶モニターなどのPC向け製品にも力を入れているためではないか」と説明した。また、今後の見通しついてはまだ分からないとしている。

 ただ、業界では「パネル価格は依然損失を出しかねない水準のため、AUOは意図的に生産量を抑え、奇美電に3位の座を譲り渡した」という見方も出ている。