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UMCの生産能力利用率、急回復か


ニュース 電子 作成日:2009年3月5日_記事番号:T00013821

UMCの生産能力利用率、急回復か

 
 ファウンドリー大手の聯華電子(UMC)の生産能力が急速に回復しているようだ。聯発科技(メディアテック)と米ザイリンクスの2大顧客が第1四半期の業績見通しを上方修正したことからも、UMCの受注が増えていると推測される。5日付工商時報が伝えた。

 UMCは受注状況を明らかにしていないが、3月の生産能力利用率は50%まで回復し、12インチウエハー工場のエンジニアなどをラインに復帰させているもようだ。

 メディアテックは中国中小メーカーによる、いわゆる「山寨機(さんさいき)」携帯電話向け需要が好調なことを受け、今四半期の業績を前期比マイナス8~マイナス16%減から、8~13%増へと修正。ザイリンクスも中国での第3世代(3G)携帯電話向けの通信インフラ整備が、2~3月の実施に前倒しになったことを受け、前期比マイナス15~マイナス25%だった業績予測をマイナス13~マイナス18%に上方修正した。設備業者によれば両社とも生産量が3~4月にかけて15%以上増える見込みで、UMCの受注は4月末まで確定しているという。