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2月CPI、6年来最大の1.31%下落【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年3月6日_記事番号:T00013834

2月CPI、6年来最大の1.31%下落【図】

 
 行政院経済建設委員会主計処は5日、2月の消費者物価指数(CPI)が前月比マイナス1.51%、前年同月比マイナス1.31%の102.86ポイント(2006年を100とする)になったと発表した。前年同月比のマイナス幅は03年3月以来で最大。6日付自由時報が報じた。  

 主計処はCPIが前月比で大幅下落した主な原因として、出荷最盛期を迎えた野菜・果物の価格下落を挙げた。CPIを構成する7項目のうち、交通類はガソリン価格の値下げ(約24%)を受け6.97%下落、教養・娯楽類も2.09%下落した。逆に食物類は穀類や肉類、水産品などの値上げを受けて0.79%上昇。
 
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 一方、CPIが前年比でマイナスなった理由としては、昨年は2月に春節(旧正月)があり、比較する基数が高かったためと説明している。1、2月の平均では0.08%の上昇で、04年2月以来最少の上げ幅となっており、物価は横ばい状態といえる。

 また、2月の卸売物価指数(WPI)は100.64ポイントで、前年同期比9.04%下落、前月比1.29%の上昇だった。1~2月平均では前年同期比9.88%の下落。08年10月から続く台湾元安で、輸入物価は米ドル建てで17.5%、台湾ドルで10.6%値下がりしているが、小売価格への反映はまだ小さいという。