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日台航空協定の改定、大阪から欧米への以遠権獲得


ニュース 運輸 作成日:2009年3月6日_記事番号:T00013836

日台航空協定の改定、大阪から欧米への以遠権獲得

 
 2月中旬に行われた日台航空当局による日台航空協定の改定をめぐる協議で、台湾の航空会社が関西国際空港から米国5カ所へ向かう旅客・貨物便、および欧州4カ所へ向かう貨物便で、以遠権を新たに獲得していたことが明らかになった。日本経由で欧米へ向かう路線は、東南アジア経由に比べ距離も短く、貿易も活発であることから、今後、乗客数および輸送量の増加につながるとみられる。6日付中国時報が報じた。
 
 新たに以遠権を獲得したのは、昨年既に旅客便が開放されていた大阪~シアトルおよびロサンゼルスの貨物便のほか、▽ニューヨーク▽ダラス▽ヒューストン──の旅客・貨物便、▽ロンドン▽ブリュッセル▽フランクフルト▽パリ──の貨物便。
 
 また今回の航空協定協議では、沖縄は中華民国の領土であるとする台湾側の主張により、日台航空協定に含まれず別途協定を結んでいた沖縄の空港も、今後は日台協定の適用範囲に含むことで合意した。「政府は沖縄に対する主権を放棄したのか」との質問に対し、台湾の対日本窓口機関、亜東関係協会の蔡明耀秘書長は、「時代は変わった。政府は今後そういった立場にこだわらない」とコメントした。