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鴻海がバイオ医療進出、康聯生技を設立


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年3月6日_記事番号:T00013839

鴻海がバイオ医療進出、康聯生技を設立

 
 鴻海グループは5日、臍帯(さいたい)血バンクを手掛ける訊聯生物科技(バイオネット、台北県新店市)と合弁で、「康聯生医科技」を設立したと発表した。台湾のハイテクグループによるバイオ医療分野への進出が具体化した初のケースとなる。康聯生医科技は当初は健康診断市場にターゲットを定め、遺伝子検査と幹細胞技術を導入して第4四半期、台北に新世代の健康管理センターを設立する計画だ。6日付工商時報が伝えた。

 康聯生医科技の資本金は2億台湾元(約5億6,000万円)で、うち1億元を鴻海が出資。持ち株比率は鴻海50%、訊聯生技22.5%。董事長には、鴻海の医療チーム召集人の呉啓誠氏が就任する。また鴻海は傘下の投資子会社を通じ、訊聯生技への出資(8.6%)も行った。

 呉氏によると、郭台銘鴻海董事長はかねてから、社員やその家族の健康管理のためにもバイオ医療分野への進出を視野に入れており、訊聯生技との合弁は郭董事長の強い意向が働いた結果だという。