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「盧溝橋抗戦なければ台湾光復なし」、馬英九氏が持論展開


ニュース 政治 作成日:2007年7月9日_記事番号:T00001384

「盧溝橋抗戦なければ台湾光復なし」、馬英九氏が持論展開

 
 日中戦争の発端となった1937年の盧溝橋事件からちょうど70周年を迎えた7日、国民党総統候補の馬英九氏は新竹県で開かれた退役軍人協会の記念行事で記者団に対し、「七七抗戦(盧溝橋事件での抗日戦)がなければ、台湾はなかっただろう」と述べ、盧溝橋事件の歴史的意義を強調した。

 馬氏は、「中国の軍人は単独で8年間の抗日戦に耐え、農業国中国が工業化の進んだ日本に対抗した。最終的に日本を打ち破ったのみならず、台湾を光復(中国復帰)させることができた。抗戦と台湾の運命はつながっており、抗戦があってこそ、台湾の光復につながった」と指摘した。

 これについて、独立派寄りの自由時報は、「当時の台湾は大日本帝国の領土として存在しており、『台湾はなかった』などということはなかった。馬氏は発言によって中国と台湾を同一視しているという馬脚を現した」と評した。