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貧窮世帯・人口、失業者増で過去最高に【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年3月9日_記事番号:T00013869

貧窮世帯・人口、失業者増で過去最高に【図】

 
 1人当たりの収入が法定の最低生活費を下回り、不動産と貯蓄額も規定水準以下の「貧窮家庭」は、昨年第4四半期に9万3,094世帯、世帯人口は22万3,593人となり、ともに過去最高を記録した。域内失業人口の増加を受け、今後も貧窮家庭の増加が懸念されている。内政部の調べとして7日付工商時報が伝えた。
 
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 内政部によると、経済構造の変化に伴い、末端労働者の就業機会が減少し、貧窮家庭は2001年第4四半期の6万7,191世帯から昨年第4四半期までで38.6%増加、世帯人口は16万2,699人から同37.4%増加している。

 内政部関係者は、失業者は貯蓄を切り崩して生活しているため、今年第1~2四半期に貧窮家庭がさらに増加する恐れがあるとしている。また工商時報は、貧困度の高い「極貧家庭」はそれほど増加しておらず、中流層から転落した「やや貧窮家庭」がこの7年で4万世帯から6万7,000世帯までに増え、「貧窮家庭」全体の増加分の大半を占めていると指摘している。

 貧窮家庭の基準は各県・市によって異なる。台北市では月1人当たり▽最低生活費、1万4,558台湾元(約4万1,200円)以下▽貯蓄、15万元以下──で、1世帯の不動産が500万元以下としている。