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鴻海のソフトウエア事業加速、求人1万人以上


ニュース 電子 作成日:2009年3月9日_記事番号:T00013885

鴻海のソフトウエア事業加速、求人1万人以上

 
 鴻海精密工業が、中台でソフトウエア受託生産市場での展開を積極化している。昨年、中国広東省深圳に第三地経由でソフトウエア開発の捷達世軟件(GDS)を設立したほか、今年は高雄軟体(ソフトウエア)園区へ当初200人規模での進出を計画しており、郭台銘董事長は8日、既にソフトウエア・エンジニア1万人以上の募集を開始したことを明らかにした。9日付工商時報が報じた。
 
 捷達世軟件は、主にソフトウエアの受託開発、検査などを行い、従業員数は既に数千人に上る。鴻海はこのほか、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体(ASE)の元資訊副総経理、盛敏成氏や、印ソフトウエア受託生産大手、タタ・コンサルティングの元台湾総経理、馬継曽氏らをヘッドハンティングするなど、人材強化にも努めているようだ。
 
 鴻海の同市場での強みとして、▽これまでの経験がハードとソフトの融合に生かせる▽IBMなど最近ハードからサービス事業への転換を進める既存顧客からの受注が見込める──の2点がアナリストから挙げられた。