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鴻海傘下のフォックスコン、昨年83%の大幅減益


ニュース 電子 作成日:2009年3月9日_記事番号:T00013886

鴻海傘下のフォックスコン、昨年83%の大幅減益

 
 鴻海集団傘下で、中国で携帯電話を受託生産する富士康科技集団(フォックスコン)が8日発表した2008年の純利益は、前年比83.22%大幅減の1億2,100万米ドルとなった。上半期の純利益は1億4,300万米ドルに上ったが、世界的に景気が冷え込んだ下半期は初の赤字に転じ、純損失2,086万米ドルを計上した。8日付経済日報が報じた。

 証券会社では、昨年第3四半期は携帯電話需要がそれほど落ち込まなかったため、減益の主因は第4四半期に景気が急速に冷え込み、生産能力利用率が低下したことによるとの見方だ。今年第1四半期からは稼働率がある程度回復する見通しだが、スマートフォンは利益率が低く、従来型の携帯電話は需要不振のため、上半期の業績には期待できなそうだ。

 フォックスコンの昨年売上高は、前年比13.6%減の9億2,700万米ドルだった。うち下半期の売上高は、上半期から6.45%減少して4億4,800万米ドルとなった。またフォックスコンの従業員数は昨年末10万8,200人で、一昨年末の12万4,000人から大きく減少した。