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2月の輸出28%減、緊急受注効果で減少幅縮小【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年3月10日_記事番号:T00013928

2月の輸出28%減、緊急受注効果で減少幅縮小【図】

 
 2月の輸出総額は、前年同月比28.6%減の125億9,000万米ドルで、6カ月連続のマイナス成長ながら、過去最悪を更新した前月の44.1%減からは下落幅が大きく縮小した。特に、中国向け輸出が前月の58.6%減から25.2%減(50億2,000 万米ドル)へと大きく改善され、電子製品などの緊急受注が一定の効果を上げたものとみられる。財政部の9日発表の貿易統計を基に、10日付経済日報などが報じた。
 
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 製品別でも前年同月比減少幅の縮小が目立ち、輸出の24.6%を占める電子製品で1月の45.3%減から2月は30.1%減に、10.5%を占める基本金属およびその製品では43.6%減から28.3%減へと改善した。

 財政部の林麗貞統計長は、「2月後半の輸出額は前半に比べ1日平均4,000万米ドル増加しており、緊急受注が輸出の悪化を確実に食い止めた」と指摘した。

 一方、輸入総額は前年同月比31.6%減の109億2,000万元で、同様に過去最悪だった前月の56.5%からマイナス幅は縮小した。

 ただ、1~2月は春節(旧正月)休暇の時期が年ごとに異なるため、通常は累計での比較を行っている。累計では輸出が前年同期比37.2%減の249億6,000万米ドル、輸入が同45.6%減の198億9,000米ドルで、いずれも1971年の調査開始以来、過去最低となった。