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オーストリア自転車KTM、台湾に進出


ニュース その他製造 作成日:2009年3月17日_記事番号:T00014078

オーストリア自転車KTM、台湾に進出

 
 オーストリアの自転車最大手ブランドKTMは、17日から始まった台北国際自転車展にカーボンやアルミフレームのマウンテンバイク、ロードレーサー、シティサイクルなど20種類の自転車を出展し、台湾高級自転車市場進出の皮切りとする。各製品の単価は3万5,000~35万台湾元(約10万~100万円)で、台湾市場で通年300~400台の販売を目指す。17日付工商時報が報じた。

 同社の社長は台湾人女性の陳美鳳氏で、オーストリア籍の前夫から経営を引き継ぎ、年間400万~500万ユーロ(約5億1,000万~6億4,000万円)の赤字に見舞われていた同社を黒字転換させた。現在、KTMブランド車の販売台数は年間18万台、利益は400万ユーロを超え、同国最大手ブランドに成長した。

 陳社長はKTMの成功の最大の要因として、1列式のラインでなく男女2人1組のセル式の生産方式を導入し、製造責任を明確化させたことにあると指摘する。生産効率は良くはないが、品質と安定性の向上に大きく貢献したという。