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与野党総統候補、歴史問題などで舌戦


ニュース 政治 作成日:2007年7月10日_記事番号:T00001408

与野党総統候補、歴史問題などで舌戦


 与党民主進歩党(民進党)の謝長廷氏と野党中国国民党(国民党)の馬英九氏という両総統候補が9日、蒋渭水基金会が主催した座談会に出席し、歴史認識などについて舌戦を展開した。党内で候補指名を受けて以来、両者が同席して本格的な論戦を交わすのは初めて。

 謝氏は、「なぜ国民党を外来政権と呼ぶのかというと、台湾を認めず、他人が台湾を認めようとすることを許さないからだ」などと口火を切った。

 これに対し、馬氏は「省籍問題(本省人と外省人の対立)などは外来政権とは無関係だ。重要なのは統治に正当性があるかだ。政府が汚職に手を染め、無能ならば正当性にも疑問符が付く」などと民進党政権を批判した。

 一方、国民党が日本統治時代の民主運動家、蒋渭水氏を「国民党の秘密党員だった」などと主張していることについて、謝氏は「国民党の秘密組織と蒋氏を結び付ける人がいるが、国民党は蒋氏を支持する人物にも残酷だった」と述べ、当時の植民地政府に対する民主運動と国民党を結び付けることに疑念を呈した。