ニュース
社会
作成日:2009年3月23日_記事番号:T00014197
不況だからこそ売れる?コンドーム業界が好調
世界的な不景気にもかかわらず売れているモノ、といえばコンドーム。米紙「USA Today」の報道によると、米国におけるコンドームの売り上げは、2008年第4四半期は前年同期比5%増、09年1月は6%増と安定した伸びを示している。
不況のご時世、外食やデートでお金を使うよりも、家で2人だけの楽しい時間を過ごしたい、という節約カップルが増えているのは米国だけではないらしい。台湾でもコンドームの売り上げが1割以上伸びている。
ドラッグストア「康是美(コスメッド)」によると、コンドームの売り上げは08年末から1割増。バレンタインデーや台風、週末になると2割増になる。 コンビニエンスストアの全家便利商店(台湾ファミリーマート)では、今年初めから現在までの統計で6%増、セブン–イレブンでは1.2%増。量販店では15%増加している。
コンドームを購入する客層は、ドラッグストアやアダルトショップでは男性客よりも女性客のほうが多く、コンビニではサラリーマン男性が多いとか。
若い女性に人気があるのは、ストロベリーテイストのもの。コンドームを大量に消費する25~35歳の年齢層では、超薄型やつぶつぶ付きのもの、色々なタイプが入っている総合型が人気だ。子供のいる夫婦の場合は、量販店のセールで有名ブランドのスタンダートタイプを買い求めるケースが多く、12個入りがよく売れている。
全国に60カ所以上の販売拠点を持つアダルトショップ「保険套世界」は、15歳~35歳と若い顧客が多く、その7割が女性客。女性の方が好奇心が強く、恥ずかしがらずに商品について尋ねるとか。また、友人同士で討論し合いながら購入する姿は、女性客ならではだそうだ。同社は1~2坪の小さな売り場展開ながら、1店舗当たりの月間売上高は4万~5万元(約11万3,000~14万2,000円)と安定しているという。