ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ニッケル相場急落、ステンレス各社に打撃


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2007年7月10日_記事番号:T00001420

ニッケル相場急落、ステンレス各社に打撃


 最近1カ月間でニッケルの国際相場が20%以上下落し、ステンレス鋼価格も値下げを強いられ、台湾のステンレス各社は6月の売り上げが前月を20~40%も下回っている。

 允強実業は6月の売上高が前年同月に比べ50%以上少ない19億5,700万台湾元に落ち込んだ。前月に比べても16.7%減。10日付工商時報が伝えた。

 新鋼工業も6月の売上高が6億5,000万元で、前月の3億5400万元に比べ、45.5%も落ち込んだ。唐栄鉄工廠も6月は前月比31%の販売減を記録した。

 業界関係者は、「ニッケル相場の調整は想定の範囲内だ。原料在庫が低水準だったので、大幅な損失にはつながらなかった。ニッケル価格が安定を取り戻せば、上半期の利益は確保できる」との見通しを示した。