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中台浮気事情、出入境スタンプの改ざん多発


ニュース 社会 作成日:2009年3月24日_記事番号:T00014225

中台浮気事情、出入境スタンプの改ざん多発

 
 中台間の直航チャーター便がスタートしたのは昨年7月。当初は、週末だけだったが12月には平日も利用できるようになり、今年7月には定期便化される見通しとなっている。

 中国を頻繁に訪れる台湾人のビジネスマンや旅行者にとって、時間を大幅に短縮できる直航便は大変便利な存在だ。もちろん、多くの浮気族にとってもその恩恵は大きい。

 内政部移民署によると、直航便スタート以降、パスポートの出入境スタンプの改ざんが多発しているという。その多くは消しゴムで元のスタンプを消し、新たにインクで上書きするという方法だ。

 今月22日、出境の際に空港で発覚した男性のケースでは、中国から台湾に戻った08年2月12日の入境スタンプを、08年2月10日に改ざんしていた。

 実はこの男性、台湾と中国それぞれに恋人を作っていた浮気者。2月14日のバレンタインデーを前に、中国の恋人と2日間を一緒に過ごした彼は、台湾人の恋人にバレないよう、スタンプの日付を自分で改ざんしたという。

 しかし、結局は台湾人の恋人に浮気がバレて破局に。しかし「もう済んだこと」と思いきや、1年後にスタンプ改ざんを当局に発見され、文書偽造罪に問われることとなってしまった。

 ほかにも、愛人と密会するために予定より数日早く台湾へ戻り、パスポートの入境スタンプの日付を改ざんし、妻をだましていた男性のケースも発覚している。

 移民署によると、浮気の証拠隠滅のためだけでなく会社にウソの出張報告をするためにスタンプを改ざんするケースもあるという。いずれにしても、文書偽造などの罪に問われることになるので、出来心では済まされない。それ相当の覚悟が必要だということだ。