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立法委員に「台商」繰り上げ当選、国民党の選挙対策か


ニュース 政治 作成日:2007年7月11日_記事番号:T00001434

立法委員に「台商」繰り上げ当選、国民党の選挙対策か


 不分区(比例代表全国区)で選出された国民党の曹寿民立法委員が辞意を表明し、中国広東省の進出台湾企業組織の幹部で同党中央委員の黄良華氏が、規定に従い繰り上げ当選する見通しとなった。今回の動きをめぐっては、来年の総統選挙で中国進出台湾企業(台商)の票を確保するため、党幹部が曹寿民氏に議員辞職を勧告したとの見方が有力だ。

 これに関連して、同党の雷倩立法委員は、党幹部が黄良華氏に議席を譲るため、別の不分区立法委員に対し現金1,000万台湾元と交換で議員辞職を求めたと暴露した。同党の蘇俊賓スポークスマンは「事実無根だ」と否定したが、台商票の発掘に国民党が腐心している状況を浮き彫りにした。