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作成日：2009年4月2日_記事番号：T00014465
ＴＰＶの液晶テレビ出荷、09年は800万台以上に
液晶モニター受託製造で世界最大手の台湾系冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）は、今年の液晶テレビの出荷台数目標を800万～900万台とし、昨年の360万台から122～150％成長させる方針を示した。２日付工商時報が伝えた。
同社は、景気低迷の中でも昨年の液晶テレビ出荷台数は１億500万台と、一昨年の9,700万台から増加、うち３大ブランドのシェアは38.9％から41.8％に上昇したと指摘した。今年の出荷台数も、米国での地上放送デジタル化による買い替え需要などで成長し、ブランドメーカーの外部委託比率は昨年の25％から今年は30％へと拡大すると予想している。
同社は、今年第１四半期の出荷台数が前期比で５～10％減少したものの、第２四半期以降は四半期ごとにモニターで15％、液晶テレビで20％以上増加すると見込んでいる。
同社の昨年売上高は前年比9.4％増の92億4,700万米ドルだったものの、需要急減と巨額の為替差損により第４四半期は約3,100万米ドルの赤字を計上しており、通年の純利益は減年比46％減の9,717万7,000米ドルとなった。
