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ASUS、組織再編で21年目スタート


ニュース 電子 作成日:2009年4月2日_記事番号:T00014467

ASUS、組織再編で21年目スタート

 
 華碩電脳(ASUS)は1日、創業20周年を記念し非公開の祝賀パーティーを開催した。業績回復に向け組織再編を進める同社は、施崇棠董事長、曽鏘声副董事長、沈振来執行長(CEO)のリーダー3人が率いる3事業部体制を同日からスタートさせた。2日付経済日報が伝えた。

 同社は昨年第4四半期に創業以来初の四半期赤字を計上し、在庫水位は、昨年第4四半期の420億台湾元から、今年3月には200億元(約586億円)以下にまで低下しているものの、今年第1四半期も20~25億元の営業損失を計上する見通しが外資系証券会社から示されている。

 このため同社はコスト削減などを目指し、これまでの11事業部を▽コンピューター(ノートパソコンなど)、施董事長主導▽携帯電話(スマートフォンなど)、沈執行長主導▽部品(マザーボードなど)、曽副董事長主導──とする3事業部に改変した。

 祝賀パーティーでは、台北市長春路のビルの1室での創業から、世界最大のマザーボードメーカー、および世界5大ノートPCメーカーへと成長した20年の歴史を振り返り、施董事長は「限界を突破し、新たな成功を目指そう」と21年目の決意表明を行った。