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南亜科技、5割減資を実施へ


ニュース 電子 作成日:2009年4月2日_記事番号:T00014469

南亜科技、5割減資を実施へ

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAMメーカー、南亜科技は、株式市場で現金取引が義務付けられる「全額決済株」となる事態を避けるため、5割235億台湾元(約687億円)以上の減資を行う。域内DRAMメーカーとしては今回のDRAM不況下で初、また台プラ傘下の上場・公開企業でも初めての措置だ。2日付工商時報が伝えた。

 南亜科技は昨年の赤字額が352億2,900万元で、年末時点の1株当たり純資産は6.1元だった。同社は今年に入っても赤字が続き、第1四半期は80億元の損失を計上するとみられている。1株当たり純資産は既に5元を割り込んでおり、行政院金融監督管理委員会(金管会)の規定により全額決済株の指定を受ける危機に直面している。

 減資計画は4月中旬の同社董事会で決定される見込み。同社の計画によると、まず5割減資を実施し、後に第2四半期末までに300億元の増資を実施、市況を見極めた上で下半期に再度増資を行うもようだ。