ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中華・エバー航空、今年は黒字転換も


ニュース 運輸 作成日:2009年4月3日_記事番号:T00014484

中華・エバー航空、今年は黒字転換も

 
 中華航空と長栄航空(エバー航空)の航空大手2社は、燃油コストの低価格安定と中台直航チャーター便による恩恵を受け、今年第1四半期は利益が見込める状況となっている。3日付蘋果日報では、通年でも黒字転換を果たすとみられると伝えた。

 燃油価格は昨年上半期に暴騰、下半期には大幅に下落するなど変動が激しく、業界各社は燃油ヘッジで巨額の損失計上を余儀なくされた。しかし今年に入ってからは、原油価格は1バレル当たり平均45米ドル以下と、昨年の同98米ドルの半分以下で安定している。これを受け中華航空では、「原油価格が低水準で推移すれば、利益獲得のほかキャンペーンの企画にも有利となり、搭乗率の向上が期待できる」としている。

 また、中台直航チャーター便は搭乗率が上昇を続けており、エバー航空によると「平均90%を越え、座席確保が困難な状況」だ。このため、証券会社では中台路線は2社とも黒字とみている。

 このほか、欧州路線も英国とのビザ相互免除措置や、ユーロ下落などで業績は昨年より回復しているもようだ。2社の幹部はともに「路線を問わず、今年は昨年よりかなり良い」と語っている。