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日盛金控、新生銀行が経営権獲得へ


ニュース 金融 作成日:2009年4月6日_記事番号:T00014522

日盛金控、新生銀行が経営権獲得へ

 
 日盛金融控股が計画していた94億台湾元(約286億円)の現金増資案は、筆頭株主である日本の新生銀行を引き受け先とすることで4月末までに実施される見通しとなった。今回の出資で新生銀行は、日盛金に対する持ち株比率が50%を超え、外国の金融機関としては初めて台湾の金融持ち株会社の経営権を掌握することになる。6日付経済日報が伝えた。

 日盛金は今回、1株当たり60%引きで新株を発行。額面の資本額は増資後、217億800万元から452億1,100万元に増加する。増資後の資本金の52%を新株が占める見通しで、市場から増資の成り行きに注目が集まっている。

 新生銀行の出資は、傘下の蘭プライベートファンド、SIPFを通じて行われる。日盛金の増資計画によると、今週(6~10日)が払い込み期間となっているが、現在SIPFは資金調達に動いており、経済部投資審議委員会(投審会)および中央銀行外匯局の許可を待って14日までに払い込みが行われるものとみられる。