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作成日:2009年4月6日_記事番号:T00014527
飲料大手、4月に相次ぎ新製品投入
味全食品工業、愛之味、黒松などの飲料大手メーカーが4月、相次いで新製品を発売する。6日付工商時報が報じた。
味全は4月、冷蔵コーヒー飲料市場でシェア首位の「貝納頌」にチョコレート味を新たに加える方針で、「現在市場にチョコレート牛乳はあるが、純粋なチョコレート飲料はないため商機が見込める」と自信を見せる。同商品は25~39歳の女性をターゲットとし、瓶詰めにして高級感を出し、比較的高い価格帯で販売する計画で、年3,000万~5,000万台湾元(約9,000万~1億5,000万円)の売り上げを見込む。また4月下旬には、これまでなかった「常温」の野菜・果汁飲料も投入する。
愛之味は、昨年新発売して人気となり、半年で2億元を売り上げたオートミール飲料「純濃燕麦」の小豆(あずき)味とはちみつ味を新たに発売する。同社では今年、全家便利商店(台湾ファミリーマート)を通じ、「純濃燕麦」を1日5,000瓶、年間6億元の売り上げを予測している。このほか、今年通年で5億元の売り上げを目標とする寒天シリーズでも、オレンジ味とレモン紅茶味を新発売する。
また黒松も今月、体に良いとされる成分を加えた緑茶飲料を発売するほか、炭酸飲料でもこれまでにない新しい味の商品を投入するという。