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マイクロン、「TMCに参加する理由なし」


ニュース 電子 作成日:2009年4月6日_記事番号:T00014536

マイクロン、「TMCに参加する理由なし」

 
 台湾DRAM産業再生を目指し政府が主導して設立する台湾記憶体公司(TMC)は、 エルピーダメモリとの提携を決めた一方で、米マイクロン・テクノロジーとも提携に向け交渉を続ける方針を表明している。しかし、マイクロンのスティーブ・アップルトン最高経営責任者(CEO)は2日、同社のオンライン業績説明会で、TMCとの交渉が続いていることは認めながらも「現在、TMCに参加する理由はない」と明言した。4日付工商時報が報じた。

 アップルトンCEOはまた、「TMCとエルピーダの協議内容が、当社にもふさわしいとは限らない」と指摘し、「海外企業からの出資は必要なく、現状維持が望ましい」との考えを示した。

 さらに今後の見通しとして、多くの生産ラインを止めて減産を行うといった状況は間もなく終わるものの、生産ラインの多くが再稼働しても利益は期待できないとの見方を示した。さらに、台湾DRAM産業について、「生産ラインの多くが老朽化している」と問題点を指摘した。