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超薄型ノート、パーツが供給不足に


ニュース 電子 作成日:2009年4月6日_記事番号:T00014540

超薄型ノート、パーツが供給不足に

 
 宏碁(エイサー)や華碩電脳(ASUS)が来月から相次いで新製品の超薄型ノートパソコンを投入するのに伴い、一部パーツで供給不足が起きている。エイサーの王振堂董事長によると、プリント基板(PCB)やキーボード、特定サイズのパネルで品薄になり、供給にかかる時間はこれまでの6週間から8週間に延びているという。4日付工商時報は、昨年第4四半期に先行きを悲観視したサプライヤーが、急激な減産を行ったことによる反動と分析している。

 証券会社の予測によると、今年の超薄型ノートPCの今年の市場規模は700万~800万台。ブランドメーカーのみならず、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)や仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)など受託製造大手にとっても商機となる見込みだ。

 超薄型ノートPCは既存のノートPCとは使われる部品が異なり、高密度多層基板(HDI基板)を生産する欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)や華通電脳(コンペック・マニュファクチャリング)、バッテリーでは既存のリチウム電池より軽い高分子型リチウム電池を生産する新普科技(シンプロ・テクノロジー)、キーボードの群光電子(チコニー・エレクトロニクス)などが恩恵を受ける見通しだ。

 またエイサーが14インチ機種で強度の強いアルミニウム筐体(きょうたい)を採用するとみられることから、合金部品大手の可成科技(キャッチャー・テクノロジー)も業績を伸ばすとみられる。