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台中精機のプラスチック機械受注、昨年ピーク時の8割を回復


ニュース 機械 作成日:2009年4月7日_記事番号:T00014554

台中精機のプラスチック機械受注、昨年ピーク時の8割を回復

 
 工作機械大手、台中精機の黄明和総経理によると、プラスチック生産加工機械の受注がこの数週間で急増しており、受注量が昨年ピーク時の8割を回復している。台湾市場だけでも60台以上を受注しており、発注元の大部分は電子関連メーカーだという。7日付工商時報が報じた。

 黄総経理によると、現在、工作機械の受注は中国に進出する台湾企業および中国の業者からが大半を占める。欧米市場の景気見通しが不明瞭な中、中国市場が機械メーカーの受注を支える状況となっているという。

 建徳工業の盧国棟董事長も「中国からの受注回復が最も顕著」としており、世界市場の回復時期が第3四半期とみられる中、既に中国市場での展開を進めてきた機械メーカーがいち早く業績を回復するとの見通しを示した。

 また、実際の受注以外に、顧客からの問い合わせも増えている。ただ、値下げを要求する顧客と、値下げの余地がないと考える機械メーカーの間で交渉が長引き、受注決定までにかかる時間が拡大する傾向がみられるという。