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元店員に2.5億元の賠償命令!偽エルメスバッグ販売で


ニュース 社会 作成日:2009年4月10日_記事番号:T00014639

元店員に2.5億元の賠償命令!偽エルメスバッグ販売で

 
 フランスの有名ブランド、エルメスの「バーキン」といえば、1984年に誕生して以来、世界中のセレブや芸能人に愛用されている人気のバッグだ。価格は材質や大きさによって異なるが、28万~600万台湾元(約83万~1,780万円)と決して安くない。わに革素材にダイヤモンドとホワイトゴールドの留め具をあしらった最高級品のバーキンは、注文から完成まで10年近くかかることもあるという。

 このほど、台北市でバーキンのコピー商品を販売した元エルメスブティック店員に、智慧財産法院(知的財産裁判所)から2億5,600万元の賠償を命じる判決が下された。偽ブランド品にまつわる賠償としては、ここ数年では最高額になる。

 この判決を受けたのは、エルメス台湾支社の元社員で、ホテル内のブティックに勤務していた李念臻被告(41)だ。李被告は2000年1月に同社を退職した後、在職中に知り合ったVIP客にバーキンのコピー商品を販売していた。

 このうち、李被告から80万元のバッグを購入した顧客がコピー商品と見破り、李被告を詐欺罪で訴えた。エルメス本社もブランドイメージが傷つけられたとして、11億4,250万元の賠償金を請求した(後に7億元余りに減額)。

 李被告が販売した偽バッグは、22万元、23万元が各1点、80万元が2点の計4点、総額205万元に上る。商標法では「商標権を侵害する商品を販売した場合は、商品単価の500~1,500倍の賠償金を支払う」と規定されていることから、裁判所は1点当たりの販売価格51万2,500元を500倍し、賠償額2億5,600万元として算出した。

 エルメス台湾支社はこの判決について9日、「非常に安堵している。悪質な業者に対する警告になると思う」というコメントを発表した。

 ちなみに、李被告はベンツを足代わりにしており、出廷の際には7万元以上もする「本物」のシャネルのバッグを身に付けていたという。