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新竹商銀買収でインサイダー疑惑、9人聴取


ニュース 社会 作成日:2007年7月12日_記事番号:T00001464

新竹商銀買収でインサイダー疑惑、9人聴取


 英スタンダード・チャータード銀行が昨年9月、新竹商業銀行を買収した過程で、直販流通大手、克?国際集団(ケルティ・グループ)の陳武剛董事長と新竹商銀の内部関係者らが事前に情報を入手し、同行株式を大量取得していた疑いが強まり、検察当局は11日、インサイダー取引の疑いで同社事務所など10カ所を家宅捜索するとともに、陳董事長ら9人から事情を聴いた。12日の台湾各紙が伝えた。

 検察当局によると、買収が公表されたのは昨年9月29日だったが、その5営業日前から新竹商銀株の出来高が急速に膨らんでいた。さらに、内部関係者は買収合意が近いとの内部情報を基に同行株を13~14台湾元の安値で取得し、20元前後で売り抜けていた疑いが浮上している。検察当局は一連のインサイダー取引による不当利益が3億~4億元に上るとみて、調べを進めている。

 陳董事長は調べに対し、インサイダー取引の容疑を否認し、財務担当者がテクニカル判断から新竹商銀株を売買したと主張している。