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遠東航空、国際線運航権を取り消し


ニュース 運輸 作成日:2009年4月13日_記事番号:T00014675

遠東航空、国際線運航権を取り消し

 
 交通部民用航空局は11日、経営破たんした遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)が保有するパラオなど国際線10路線の運航権を取り消すと通告した。これら路線は他の航空会社に改めて割り当てられる見通しだ。12日付中国時報などが伝えた。
 
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中台間であれ、台湾域内であれ、遠東航空機が再度離陸する機会はあるのか。再建をひたすら待っている社員も少なくないという(中央社)
 
 遠東航空は国際線の運航権を取り消されたことで、仮に経営再建に成功しても国際線の運航再開が困難となった。ただ、中台間の直航定期便、台湾域内路線に関しては同社の運航権を保留するとしている。同社は再建後、金門、馬祖、台東など域内路線の運航再開を目指すことになる。

 李龍文・民用航空局長は「遠東航空の国際線運航権は本来今年1月に期限切れとなっていた」と述べ、他の航空会社の参入意欲にも配慮して、運航権の回収を決めたと説明した。

 遠東航空関係者は「民用航空局側と交渉を行い、裁判所による再建決定を待って論議したい」と語った。

 運航権取り消しの対象となったのは、▽パラオ▽仁川▽済州▽プーケット▽ウタパオ▽ハノイ▽ダナン▽バリ島▽ラオアグ▽コタキナバル▽クチン──の各路線。