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台北101ビル、増資計画を撤回


ニュース 建設 作成日:2009年4月13日_記事番号:T00014685

台北101ビル、増資計画を撤回

 
 台北国際金融大楼(台北101ビル)は10日、再三延期されていた増資計画を見送り、行政院金融監督管理委員会(金管会)に計画撤回を申請する方針を明らかにした。11日付工商時報が伝えた。

 台北101ビルは昨年7月に増資計画を提出し、同年10月末までに27億台湾元(約80億円)の増資を完了する計画だったが、これまで2回延期されてきた。

 同社は「世界の金融情勢が思わしくなく、株主と特定の投資家の増資引き受け意欲に影響を与えており、株主と会社の全体的利益を考慮し、増資計画の撤回を決めた」と説明した。主要株主のうち、増資引き受けを明確に表明しているのは中華電信だけで、筆頭株主の中華開発工業銀行などが増資参加を見送る姿勢を示していた。

 同社は今年下半期に役員改選を予定しており、改選前に増資が行われる可能性は低くなった。