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作成日:2009年4月13日_記事番号:T00014686
機械大手、無給休暇の取りやめを検討
受注が徐々に回復していることを受けて、大手機械メーカー大手が5月からの無給休暇取りやめや縮小を計画しているもようだ。機械購入など企業の設備投資は景気の重要な指標とされるため、注目を集めている。13日付工商時報が伝えた。
工作機械大手の台中精機で3月、低価格ノートパソコン(ネットブック)の需要増でプラスチック加工機の受注が50台を超え、5月から無給休暇の一部取りやめを検討している。4月もこの水準を維持すれば、同部門で5月から全面的に取りやめ、他部門でも受注が増えれば現行週2日の無給休暇を1日に縮小するとしている。
亜イ機電(イは山の下に威)は大型工作機械の受注が好調で、新竹と中国の工場では既に無給休暇を取りやめている。同社は無給休暇はさして経費節減にもならないとしている。また、亜イ董事長も兼ねる程泰機械科技(グッドウェー・マシン)の楊徳華董事長は、「新製品開発に取り組むため亜イと程泰の無給休暇の全面取り消しを検討中だ」と表明した。
このほか、日本やドイツの工作機械メーカーが経費削減のため、台湾からの部品調達を進めていることから、機械部品メーカー、上銀科技(ハイウィン)も、アフターサービス部門、研究開発(R&D)部門、および同社が出資する大銀微系統で無給休暇を取りやめている。