ニュース 社会 作成日:2009年4月14日_記事番号:T00014700

このほど台北市で、健康な40代の男性が虫歯のために命を落とした。一般にこのような虫歯による細菌感染は、高齢者や糖尿病など免疫力の弱い患者に見られるが、健康な壮年が死亡するケースは非常にまれのようだ。
この男性は歯痛を1週間我慢していたが、そのうち頚部(けいぶ)が腫れ上がり、首が回らなくなったという。唾液(だえき)を飲み込むのも痛いほどで、口もちゃんと開けられず、食事が困難になったことから、仏教慈済総合医院台北分院(台北県新店市)の救急に運び込まれた。
黄同村耳鼻咽喉科医師によると、受診当時の男性は微熱があったものの、意識ははっきりしており、糖尿病などの持病もなかった。病院側は早速男性を入院させ、検査したところ、頚部の筋肉と組織の間に膿(うみ)がたまっていることが判明。膿はさらに胸腔にまで広がっており、複数の虫歯による細菌感染と診断された。
感染が胸腔にまで広がった場合、死亡率は4割以上と非常に危険だ。即座に膿を取り出す緊急手術が行われたが、細菌が血液中まで入り込んでいたことから男性は敗血症を引き起こし、入院から1週間後に死亡した。
このほか、振興復健医院(台北市)では、多忙を理由に歯周病の炎症を3日間放置した20歳の男性のケースが報告されている。左頰(ほお)と首が腫れ上がって入院したこの男性は、胸部にも膿がたまったが、早めの処置で一命を取り留めた。
一般にヒトの口腔(こうくう)は、唾液1ccに10億以上の細菌が存在し、虫歯や歯周病、口腔粘膜に傷がある人は、特に細菌に感染しやすい。
虫歯を放置し、細菌が歯髄(しずい)から顎骨(がっこつ)にまで入り込んでしまうと、感染が頭部や頸部の皮下組織、筋肉、血液にまで拡大する可能性がある。いったん細菌が血液中に入り込めば、全身を循環して敗血症を起こす危険性が高い。
たかが虫歯、と侮ることなかれ。常に早めの治療を心掛けたい。
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