台湾高速鉄道の開通で利用客が減っている立栄航空は、台北～嘉義線の運航を８月１日から中止することで、交通部民用航空局に申請した。同局も運航中止はやむを得ないとの認識で、近く会議を開き正式決定する。
同路線の便数は今年４月の７便から今月には２便まで減便され、利用客は昨年12月に比べ87％も減少した。６月の平均搭乗率は28％で、運航中止は時間の問題となっていた。同じ路線を運航する遠東航空（ファーイースタン・エア・トランスポート）は、「少なくとも今年いっぱいは運航を続け、その時の状況で判断したい」としている。
