台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の設備稼働率が、第１四半期の35％から、第２四半期は65％へ、第４四半期には80％まで回復するとの予測がメリルリンチ証券より16日示された。17日付工商時報などが報じた。
メリルリンチ証券は、昨年８月から今年１月までに受注が大幅に取り消されたことが、第２～３四半期の出荷の大幅増をもたらすと予測し、第３四半期は30％の増収が見込めるとしている。
メリルリンチ証券の予測と対照的に、外資系証券会社の多くは、年初以降の緊急受注効果が第２四半期中に一服するなどの見方から、ＴＳＭＣの第３四半期の売上高予測を、従来の２けた成長から下方修正する動きが出ている。
