ニュース 商業・サービス 作成日:2007年7月12日_記事番号:T00001486
統一超商(プレジデント・チェーンストア)は地球温暖化防止活動の一環として、きょう12日よりセブン─イレブンの全土約4,600のほとんどの店舗で、蛍光灯看板の夜間消灯を開始した。
消灯の対象となるのは、店舗正面の大型看板と、台湾独特のアーケード「騎楼」の横渡し看板で、午前1時から午前5時まで実施する。実施期間は電力消費の多い夏季の、少なくとも9月末までを計画しており、顧客の反応を見て延長するかどうか判断する。
12日付工商時報によると、同社はこの消エネ活動によって、月当たり77万キロワット時(kWh)の電力を節約でき、408.1トンの二酸化炭素排出を削減できると見積もっている。二酸化炭素の削減量は、タクシー2万7,206台の1日当たりの排ガスに等しいという。
セブン─イレブンの店舗運営で、電力はコスト全体の約10%を占めており、夜間消灯によって月当たり66万台湾元のコスト削減が可能になる見通しだ。しかし、同社では「コスト削減ではなく、地球温暖化対策こそが重要な目的だ」としている。
利用者の声は、「夜遅くても店内の明かりがあるので問題ない」など。おおむね好評のようだ。(12日=YSN)
日本のコンビニがヒントに
今回の省エネ活動は、徐重仁同社総経理が日本を訪れた際、24時間営業のコンビニエンスストアが午前5時頃、蛍光灯看板は小型立看板以外を残して全て消灯しているのを見て思いついたという。社内には「顧客が店舗を認識しにくくなり不便」「安全面で問題」などの反対の声もあったが、まず試行して消費者の反応を見ることにした。
入り口に階段があったり、レンガ敷きで商品の搬入に支障が生じるような店舗では、消灯は行わない。消費者の好評を得られれば、夜間消灯措置を常態化することも検討するという。
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