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空港MRTの不明朗資金疑惑、長億集団を捜索


ニュース 社会 作成日:2007年7月13日_記事番号:T00001491

空港MRTの不明朗資金疑惑、長億集団を捜索


 長億集団が桃園国際空港へのMRT(捷運)の開発権を取り消された過程で、権利金返還をめぐる不明朗な資金授受が明らかになり、台中地検は12日、同社本社や楊天生董事長の自宅などを家宅捜索した。

 長億集団は他の出資者と合弁で長生国際開発を設立し、1998年に建設・運営・譲渡(BOT)方式で同開発権を取得した。しかし、資金不足で着工が大幅に遅れたため、2002年に交通部に開発権を取り消された。この際、長生国際は蔡茂寅台湾大学法学部教授を仲介者に立て、交通部が一度は没収した権利金10億台湾元の返還を求め、取り戻した権利金から謝礼2億元を蔡氏のダミー会社に支払ったとされる。権利金は本来出資者に返還されるべきで、仲介者への謝礼支払いに背任の疑いが持たれている。