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豚インフルエンザ、国際空港の検疫強化


ニュース 社会 作成日:2009年4月27日_記事番号:T00014975

豚インフルエンザ、国際空港の検疫強化

 
 メキシコと米国で豚インフルエンザの人への感染が拡大していることを受け、行政院衛生署疾病管制局は26日、メキシコへの渡航警戒レベルを「局地流行(4級のうち3級に相当)」、米国カリフォルニア州とテキサス州を「一部感染地域(2級相当)」に引き上げ、桃園国際空港と高雄国際空港(小港空港)で、両国からの入境者に発熱などの症状があれば、速やかな受診を求めるほか、だ液などの飛沫(ひまつ)感染防止のため、人の多い場所への出入りを控えるほか、マスク着用や手洗い励行などを呼び掛けるなど、水際での防止態勢を強化している。27日付聯合報などが報じた。
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葉金川・行政院衛生署長(中央)が26日、桃園国際空港の検疫業務を視察した。空港職員はマスク着用で対応している(26日=中央社)

 疾病管制局は、今後も国際間での疾病予防の通報体制を定めた「国際保健規則」(IHR)を通じて世界保健機関(WHO)と密な連携を取り、24時間態勢で情報収集を行うとしている。さらに必要があればその他先進国と同調して警戒レベルを4級に引き上げ、その際は絶対に必要な場合を除き渡航を中止するよう呼び掛ける考えだ。

 衛生署は既に「インフルエンザ大流行対策実施計画」に着手しているが、行政院はきょう午前10時から対策会合を開き、「中央流行疫病指揮センター」設置などを検討する。