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富邦金控、300億元の長期資金調達計画


ニュース 金融 作成日:2009年4月27日_記事番号:T00014982

富邦金控、300億元の長期資金調達計画

 
 富邦金融控股は24日、300億台湾元(約861億円)を上限とする長期資金調達計画を発表した。同業買収が目的ではないかとの観測に対し、同社の龔天行総経理は「現時点で明確な買収計画はない」と述べた。25日付経済日報が伝えた。

 同社の資本金は現在812億元で、増資後の資本金は最大1,112億元となり、兆豊金融控股(1,105億元)、国泰金融控股(973億元)、中国信託金融控股(909億元)を抜き、中華開発金融控股(1,123億元)に次ぐ規模となる。

 龔総経理は「仮に買収を行うとしても台湾域内の銀行が優先だ」と述べたが、中台間の金融市場開放を見据えた動きではないかとの観測も根強い。

 特定の買収ターゲットがあるのかとの問いに、龔総経理は「心が引かれても、相手方にその気がなければ仕方がない」と述べ、具体的な交渉には至っていないことを示唆した。

 明確な目的がない段階での資金調達について、龔総経理は「市場の急な変化に対応し、臨機応変に資金を集めるためだ」と説明した。