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マスクメーカー、豚インフルで受注急増


ニュース 社会 作成日:2009年4月28日_記事番号:T00015005

マスクメーカー、豚インフルで受注急増

 
 豚インフルエンザがメキシコを中心に世界各地で広がりを見せる中、美徳向邦医療国際(MEDTECS)や康那香(KNH)、華新医療器材(Motex)といった医療用マスクメーカーの受注が急増している。28日付経済日報などが報じた。

 華新では豚インフルエンザ発生が伝えられた24日以来、米国およびメキシコから連日マスクの注文を受けており、受注量はわずか4日間で通常1カ月間の輸出量に当たる200万枚となっている。

 また康那香の彰化工場は先週、メキシコから10万枚の緊急受注が入り、美徳向邦は27日、アジア開発銀行(ADB)、行政院衛生署、台北市衛生局から発注の問い合わせを受けた。なお衛星署は昨年末、2,000万枚のマスクを美徳向邦から調達してインフルエンザ大流行に備えているという。

 美徳向邦の楊克誠董事長は、「2003年の新型肺炎(SARS)まん延の経験から、インフルエンザが爆発的な流行に見舞われた場合、当社の平面マスク月産量は100万枚から300万枚に、N95抗ウイルスマスクおよび防護服は50万枚から100万枚に増える」と語った。