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電子業界トップ、下半期景気の見方交錯


ニュース 電子 作成日:2009年4月30日_記事番号:T00015084

電子業界トップ、下半期景気の見方交錯


 新型インフルエンザの拡大が懸念される中、電子業界のトップの間では、今年下半期の景気に関する見方が交錯している。30日付蘋果日報が伝えた。
 
 聯発科技(メディアテック)の謝清江総経理は、「上半期の携帯電話用チップの出荷は良好だ。下半期の景気は不透明だが、第2四半期は6~15%の増収が見込める。通年でチップの出荷個数は当初予測の2億5,000万個に達するのではないか」と述べた。

 聯華電子(UMC)の孫世偉執行長(CEO)は「第2四半期の顧客需要は旺盛で、売り上げの大幅な伸びと黒字転換を見込んでいる。ただ、景気の先行きは予測困難だ」として、下半期に関する言及は避けた。

 矽品精密工業(SPIL)の林文伯董事長は「中国の家電普及政策の効果は過去数カ月の増収に反映された。今後は正常な季節変化が下期から2010年にかけて続くだろう。ただ、より一層の成長は欧米市場の回復にかかっている」と指摘した。

 宏碁(エイサー)の王振堂董事長は、新型インフルエンザの影響について、「新型肺炎SARSの経験があり、今回のショックはSARSほどではないだろう」と楽観視した。