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作成日：2009年5月6日_記事番号：T00015174
愛之味、中国流通業参入を計画
食品大手の愛之味は、中国における商機獲得を目指し、同国での流通業参入および生産設備拡充のため、出資パートナーを模索しているもようだ。６日付経済日報が報じた。
愛之味は第１四半期末時点の手持ち現金が約２億4,200万台湾元（約７億2,000万円）と、中国での新事業立ち上げには不足している。このため先日の董事会で、4,000万米ドルを上限とする特別株または転換社債の発行による第三者割当増資を実施することを決議した。
同社の上海食品工場は長らく赤字が続いており、最近好転の兆しが見えるものの、目標とは依然大きな隔たりがある。しかし一方で福建省アモイなど華南地方ではまずまずの業績を上げており、このことが今回の流通業進出と生産設備拡充計画を促したとみられる。
